Samsungがコントローラ,NAND,DRAMを1チップに統合したM.2 SSDを発表

韓国Samsung Electronicsは現地時間10月24日、エントリークラスNVMe SSDの新製品“PM971”を発表しました。

 

PM971

MZ2LZ256HMJP (PM971) - Client SSD | Samsung Semiconductor Global

MZ2LZ512HMLH (PM971) - Client SSD | Samsung Semiconductor Global

 

PM971にはSamsung Protonコントローラ、64層V-NANDフラッシュ、LPDDR4 DRAMを1チップに集積したシングルBGAパッケージ“PM971-NVMe”が搭載されており、512GBの容量ながら小型のM.2 2230フォームファクタを採用している。

 

転送速度は256GBモデルがシーケンシャルリード1,400MB/s、同ライト800MB/s、ランダムリード130 KIOPS、同ライト130 KIOPS。512GBモデルが1,500MB/s、900MB/s、190 KIOPS、170 KIOPSとなる。

 

なお、Tom's Hardwareに実際の製品とみられる写真が掲載されています。

www.tomshardware.com

 

 

Samsungの新SSDは3種類のチップを集積するというかなり面白い仕様で登場してきましたね。NANDは64層でキャッシュはLPDDR4となるなど、基幹部分にも前世代と比べ最新技術を多く取り入れている印象です。

発熱が懸念されますが、PCIe x2接続で転送速度がNVMe SSDとしては比較的低速なのでそれほど心配する必要も無さそうです。

BGAパッケージには128GBのチップもラインナップされており、今後970シリーズNVMe SSDへ採用される可能性もあります。