WD Red 8TBに新型登場

Western DigitalNAS向けHDD“WD Red”の8TBモデルに新モデルのWD80EFAXが登場しました。

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前型WD80EFZXからの変更点をスペックシートからピックアップすると、

 

・キャッシュ
 128MB→256MB

・内部転送速度
 178MB/s→210MB/s

・消費電力(ピーク)
 約21.5W→約22.2W

・動作音(アイドル)
 20dBA→27dBA

・重量
 650g→715g

 

となっており、キャッシュが倍増し転送速度が高速化したのに対し、他は内部転送速度からプラッタ枚数が減っているであろうと予測されるのに、消費電力や重量が増加しています。

これは製品画像を比較すると分かりますが、前型では採用されていたHGSTのヘリウム充填技術“HelioSeal”が、新型では非採用となったことが関係していると考えられます。

 

前型についてはヘリウム充填型であることもあり、所謂HGST系と呼ばれる筐体のHDDでしたが、新型はヘリウム非充填の通常型ではあるものの、筐体の画像を見る限りはHGST系と思われます。
ファームウェア等はWDのものが入っていると思われますが、HGST系で5400rpmのHDDが欲しいユーザーの需要は一定数あるので、このHDDも一定の需要がありそうですね。